それはとにかく、私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定している
- 第1話- これはギリギリ魔王ですか? -
私はこれから学習院を落第してから以後の私について少々申上げようと思います。これは今までお話をして来た
- 第2話- これはギリギリ神様ですか? -
しかし教育者として偉くなり得るような資格は私に最初から欠けていたのですから、私はどうも窮屈で恐れ入り
- 第3話- これはギリギリ勇者ですか? -
それで私は何も英国を手本にするという意味ではないのですけれども、要するに義務心を持っていない自由は本
- 第4話- それって本当に異世界転生ですか? -
しかし教育者として偉くなり得るような資格は私に最初から欠けていたのですから、私はどうも窮屈で恐れ入り
- 第5話- それでも君は追放ですか? -
一年の後私はとうとう田舎の中学へ赴任しました。それは伊予の松山にある中学校です。あなたがたは松山の中
- 第6話- それって本当に魔王ですか? -
私は今日初めてこの学習院というものの中に這入りました。もっとも以前から学習院は多分この見当だろうぐら
- 第7話- やっぱりアレは勇者ですか? -
それで私は常からこう考えています。第一にあなたがたは自分の個性が発展できるような場所に尻を落ちつけべ
- 第8話- もしやアイツは異世界転生ですか? -
この席におられる大森教授は私と同年かまたは前後して大学を出られた方ですが、その大森さんが、かつて私に
- 第9話- もしやアイツは異世界転生ですか? -
権力に次ぐものは金力です。これもあなたがたは貧民よりも余計に所有しておられるに相違ない。この金力を同
- 第10話- もしやアイツは初心者ですか? -
それはとにかく、私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定している
- 第11話- これはギリギリ神様ですか? -
私は大学で英文学という専門をやりました。その英文学というものはどんなものかとお尋ねになるかも知れませ
- 第12話- 実は僕って追放ですか? -
私はそんなあやふやな態度で世の中へ出てとうとう教師になったというより教師にされてしまったのです。幸に
- 第13話- それって本当に異世界転生ですか? -
そこで前申した通り自分が好いと思った事、好きな事、自分と性の合う事、幸にそこにぶつかって自分の個性を
- 第14話- やっぱりアレは悪役令嬢ですか? -
ここで繰り返していうのもお恥ずかしい訳ですが、私はその時、君などの講義をありがたがって聴く生徒がどこ
- 第15話- やっぱりアレは魔王ですか? -
あなたがたは立派な学校に入って、立派な先生から始終指導を受けていらっしゃる、またその方々の専門的もし
- 第16話- これはギリギリ初心者ですか? -
私は今日初めてこの学習院というものの中に這入りました。もっとも以前から学習院は多分この見当だろうぐら
- 第17話- やっぱりアレは追放ですか? -
それを説明するためには、それまでの私というものを一応お話ししなければならん事になります。そのお話がす
- 第18話- 実は僕って魔王ですか? -
元来をいうなら、義務の附着しておらない権力というものが世の中にあろうはずがないのです。私がこうやって
- 第19話- もしやアイツは魔王ですか? -
私は学習院は落第したが、モーニングだけは着ていました。それよりほかに着るべき洋服は持っていなかったの
- 第20話- 実は僕って悪役令嬢ですか? -
金力についても同じ事であります。私の考によると、責任を解しない金力家は、世の中にあってならないものな
- 第21話- それでも君は追放ですか? -
してみると権力と金力とは自分の個性を貧乏人より余計に、他人の上に押し被せるとか、または他人をその方面
- 第22話- もしやアイツは勇者ですか? -
私はこうした不安を抱いて大学を卒業し、同じ不安を連れて松山から熊本へ引越し、また同様の不安を胸の底に