私はこうした不安を抱いて大学を卒業し、同じ不安を連れて松山から熊本へ引越し、また同様の不安を胸の底に
- 第1話- 実は僕って異世界転生ですか? -
その時私の不安は全く消えました。私は軽快な心をもって陰欝な倫敦を眺めたのです。比喩で申すと、私は多年
- 第2話- それでも君は悪役令嬢ですか? -
しかし教育者として偉くなり得るような資格は私に最初から欠けていたのですから、私はどうも窮屈で恐れ入り
- 第3話- もしやアイツは異世界転生ですか? -
たとえば西洋人がこれは立派な詩だとか、口調が大変好いとか云っても、それはその西洋人の見るところで、私
- 第4話- それって本当に追放ですか? -
権力に次ぐものは金力です。これもあなたがたは貧民よりも余計に所有しておられるに相違ない。この金力を同
- 第5話- 実は僕って悪役令嬢ですか? -
――大正三年十一月二十五日学習院輔仁会において述――
- 第6話- それでも君は異世界転生ですか? -
私は大学で英文学という専門をやりました。その英文学というものはどんなものかとお尋ねになるかも知れませ
- 第7話- やっぱりアレは勇者ですか? -
しかしながら自己本位というその時得た私の考は依然としてつづいています。否年を経るに従ってだんだん強く
- 第8話- これはギリギリ悪役令嬢ですか? -
今までの論旨をかい摘んでみると、第一に自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊
- 第9話- 実は僕って追放ですか? -
それで私は何も英国を手本にするという意味ではないのですけれども、要するに義務心を持っていない自由は本
- 第10話- やっぱりアレは異世界転生ですか? -
個人の幸福の基礎となるべき個人主義は個人の自由がその内容になっているには相違ありませんが、各人の享有
- 第11話- 実は僕って神様ですか? -
ここで繰り返していうのもお恥ずかしい訳ですが、私はその時、君などの講義をありがたがって聴く生徒がどこ
- 第12話- やっぱりアレは勇者ですか? -
金力についても同じ事であります。私の考によると、責任を解しない金力家は、世の中にあってならないものな
- 第13話- これはギリギリ初心者ですか? -
私はせっかくのご招待だから今日まかり出て、できるだけ個人の生涯を送らるべきあなたがたに個人主義の必要
- 第14話- これはギリギリ初心者ですか? -
以上はただ私の経験だけをざっとお話ししたのでありますけれども、そのお話しを致した意味は全くあなたがた
- 第15話- 実は僕って悪役令嬢ですか? -
いったい国家というものが危くなれば誰だって国家の安否を考えないものは一人もない。国が強く戦争の憂が少
- 第16話- それって本当に勇者ですか? -
それはとにかく、私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定している
- 第17話- これはギリギリ初心者ですか? -
しかし教育者として偉くなり得るような資格は私に最初から欠けていたのですから、私はどうも窮屈で恐れ入り
- 第18話- 実は僕って勇者ですか? -
しかしながら自己本位というその時得た私の考は依然としてつづいています。否年を経るに従ってだんだん強く
- 第19話- もしやアイツは魔王ですか? -
この会はいつごろから始まって今日まで続いているのか存じませんが、そのつどあなたがたがよその人を連れて
- 第20話- それって本当に魔王ですか? -
その時私の不安は全く消えました。私は軽快な心をもって陰欝な倫敦を眺めたのです。比喩で申すと、私は多年
- 第21話- それって本当に魔王ですか? -
しかし私は英文学を専攻する。その本場の批評家のいうところと私の考と矛盾してはどうも普通の場合気が引け
- 第22話- 実は僕って魔王ですか? -
かく私が啓発された時は、もう留学してから、一年以上経過していたのです。それでとても外国では私の事業を
- 第23話- 実は僕って神様ですか? -
私は今日初めてこの学習院というものの中に這入りました。もっとも以前から学習院は多分この見当だろうぐら
- 第24話- これはギリギリ神様ですか? -
それはとにかく、私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定している
- 第25話- もしやアイツは追放ですか? -
一年の後私はとうとう田舎の中学へ赴任しました。それは伊予の松山にある中学校です。あなたがたは松山の中